へっぽこエスパーなごみ!

作品情報

8人の少女たちにはそれぞれ超能力が備わっていた。しかし、その能力はどれも役に立たないへっぽこなものばかり……

愛媛のとある名門私立女子高に8人の転校生が集う。8人の彼女たちには、それぞれ超能力が備わっていた。

超能力と聞けば、空を飛んだり瞬時に消えたり、念力で車を持ち上げたりと、言葉通り、常人離れしたスーパー人間を想像するだろうが、この映画に登場する少女たちの持っている超能力は、ほとんど使いものにならないぐらいのへっぽこな能力だ。

人の心を読み取ることができる主人公のテレパス少女・橘なごみは、たった五文字の表層心理しか読むことが出来ず、その上テレパシーを使うたびに下痢をしてしまう。同級生のサイコキネキス・野見山加代子も同様にへっぽこだ。物体を手を使わずに動かすことができる彼女は、しかし100グラムの物体をほんの数センチしか浮かすことが出来ない。他の面々も同様だ。どいつもこいつも、超能力とは名ばかりのへっぽこな能力を持て余していた。

しかし、そんな彼女たちが、未来に必ず起こるとされる校長先生暗殺事件を予知したのだ。
自分たちのへっぽこな超能力で、果たして校長先生の命を守りきることができるのか?

「やるしかないじゃん!へっぽこな力だけど、私たちだけで校長先生を守りぬくのよ!」

あてのない決意の中で彼女たちは知ることになる。
8人の中に裏切り者がいることを。その人物こそが校長先生の命を狙う暗殺者であることを。


サスペンス&青春!
ミステリー&ライトコメディ!

この作品は、へっぽこな能力しか持たない彼女たちが、それぞれの中途半端な能力を精一杯駆使して、未来に必ず起こると予言された殺人事件を未然に防ぐため、時に傷つき、時に涙しながら、懸命に頑張っていく様をコメディータッチに描く青春映画なのである。

映画本編より「なごみ」と「加代子」映画本編より「机を囲むメンバー」映画本編より「ミチル」と「アリサ」

ひめキュンフルーツ缶は、2010年8月に誕生した愛媛発のご当地アイドルユニット。

2011年3月に「恋愛エネルギー保存の法則」でCDデビュー。オリコンインディーズチャートで見事1位を獲得した。

地元・松山のライブハウス「ひめキュンホール(松山キティホール)」を常設会場にした定期公演は、毎回、チケット発売数分で完売するなどプレミアチケット化、その人気はうなぎ登りである。2011年11月には、1000人を超えるファンを集めての東京単独ライブを成功させ、その後も全国ツアーを大成功させるなど、ネット界隈では「西日本最強のご当地アイドル」とも称される。

この映画では、卒業メンバーも含めた総勢8人のフルメンバーが主演している。

原作小説について

原作は、2001年にメディアワークス(現、アスキー・メディアワークス)電撃文庫より発売された
ライトノベル「へっぽこSPなごみ!」(作:直遊紀【酒井直行のペンネーム】)

ひめキュン定期公演での舞台化、CDでのオーディオドラマ化を経て、
今回の映画化にあたり、キャラクター設定はそのままに、舞台を警視庁から学園へとチェンジしている。

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